40代の身体のファクトと
気をつけるべきこと

35~50歳に起こる“中年の危機”に備える

中年期には、ミッドライフ・クライシス (中年の危機) と呼ばれる心理的な危機に直面する人が多くいます。「このまま人生が終わっていくのでは…」という焦りや、離婚や病気、大切な人との死別、失業などのライフイベントがきっかけではじまることもあります。中年の危機に陥ると不安や抑うつ状態になる人もおり、HIVに感染している人はその傾向が高まります。気になることがあれば主治医に相談しましょう。

お薬の相互作用を避ける

市販薬などを服用している場合は、主治医にすべて伝え、HIV薬と相互作用 (併用による副作用) を起こしていないかを調べてもらうことが重要です。

高まる高血圧のリスクに備える

血圧は年齢とともに上昇し、40代半ばになるとさらにリスクが高まります。また、一部のHIV薬や、喫煙、肥満、塩分のとりすぎは高血圧を引き起こし、結果として心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める要因となります。
自分に合った健康アプリで血圧を管理しましょう。

HIVと心臓の健康の関係については、“HIVと心臓の健康状態”のページをご覧ください。

高まる糖尿病リスクに備える

40代になると、HIV陽性かどうかにかかわらず、2型糖尿病リスクが高まります。リスクを減らすためにも、前もって準備を進めておきましょう。血糖値について主治医に尋ね、もしリスクがあれば生活習慣を改善してください。

“40歳”は乳がん検診の対象年齢

HIVの影響で乳がんリスクが高まることはありませんが、40歳以降は乳がん検診が推奨されています 。

1日に飲む水分量は“2.5リットル”を目標に

腎臓は、老廃物や余分な水分の除去をはじめ、血圧コントロール、ホルモンの産生、体内のミネラルバランスの調整など、さまざまな機能を担っています。健康であるためには、腎臓の働きを保つことが大切です。
そのために、ヒトは1日に2.5リットルの水分をとる必要があります*。
また、HIV薬の中には腎臓病リスクを高めるものもありますので、腎機能検査の結果を主治医に尋ねてください。

* 「『健康のため水を飲もう』推進運動」. 厚生労働省.
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/nomou/index.html (参照 2020-04-14)

HIVについて、子どもと話す

いずれはHIVについて、子どもと話す機会が訪れます。話すタイミングはご家庭によって異なりますが、その際、主治医のアドバイスを受けたり、支援団体に協力を求めたりすることもできます。