20代の身体のファクトと
気をつけるべきこと

お酒と上手に付き合い、飲酒量に気をつける

厚生労働省の指針*によると、「節度ある適切な飲酒」は、1日平均純アルコールで20g程度とされています。20gとは、おおよそ「ビール中瓶1本」、「日本酒1合」、「チュウハイ (7%) 350mL缶1本」、「ウイスキーダブル1杯」に相当します。飲みすぎは心疾患発症のリスクを高めます。自分に合った使いやすいアプリをダウンロードして、健康管理に努めましょう。

* 「健康日本21 (アルコール) 」厚生労働省.
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b5.html (参照 2020-04-14)

20代にピークを迎える筋力と向き合う

定期的な運動は、何歳になっても免疫力を高めます。筋力 (背筋力や握力) は、20代にピークを迎え、30歳以降低下します。筋力トレーニングを行い、栄養バランスのよい食生活を送って、この期間を最大限にのばしましょう。
食事を記録するアプリを活用して、栄養管理をするとよいでしょう。

サプリメントとの付き合い方

2015年における日本でのサプリメントの市場規模は“1兆円超”。HIV治療薬の中には、サプリメントと相互作用を起こすものもあるため、サプリメントを使用したら、必ず主治医にそのことを伝えてください。

早期発見した場合の精巣がん患者の生存率は“97%”*

男性の場合、睾丸にしこりや腫れなどの異常がないか、月に1度はセルフチェックしましょう。精巣がんは20~34歳の若い男性によくみられ、特にHIVに感染している人の発症リスクが高いことが知られています。

* Choueiri TK, et al. Urol Clin North Am. 2007;34: 137-48.

HIVに感染した人のうちビタミンD不足の人の割合 は“70%”*

20代後半になっても骨量は増やせます。女性に多い骨粗しょう症は、HIVに感染すると発症リスクが高まりますが、若いうちに骨量を増やしておけばそのリスクを軽減することができます。カルシウムとビタミンDは必須の栄養素で、これらは魚油や乳製品、卵黄に多く含まれていますので、ビタミンDの血中濃度が気になる人は、主治医に相談してみましょう。

HIVと骨の健康の関係については、“HIVと骨の健康状態”のページをご覧ください。

*Chokephaibulkit K, et al. Pediatr Infect Dis J. 2013;32: 1237-1239.

子宮頸がん細胞診の間隔は “2年ごと”に

女性は20代になったら、子宮頸がん検診を受けはじめましょう (問診、視診、子宮頸部の細胞診および内診) 。検診は隔年で受けることが推奨されています。毎年受けたいと思う人は、主治医のアドバイスを受けてください。

緊急避妊薬使用時の注意

HIV治療薬の中に緊急避妊薬の効果を妨げるものがあるため、受けているHIV治療によっては、緊急避妊薬 (モーニングアフターピル) の使用に注意する必要があります。緊急避妊をしなければならなくなったときには、主治医の判断を仰ぐようにしましょう。